2024年6月18日火曜日

路上演劇祭Japan in 浜松2024 ある雑感(写真とともに語る)

 

路上演劇祭の路上を平仮名にすると、“ろじょう”となる。
“ろじょう”というと、途端に心もとない気がして、
ろじょ―だか、じょうろだか、ろーぞだか、どーぞだか、よくわからなくなり、
六月なのによく晴れた空から、大きなジョウロで草花のように水をかけてもらいたくなる。
 
ジョウロを漢字にすると、“如雨露”。
途端に俳人を気取り洒落た夏の季語を使って、一句ひねりたくなる(あるいはならない)
 
とはいえ、巨大なジョウロで撒かれるように雨が降ると、
有楽街で開かれようとしている“路上演劇祭”は困る。
雨でもどんと来いだが、有楽街では出来なくなる。

 開演の十三時を間際に控え、誰かが不吉なことを言う。
「段々日影がなくなってきた」
太陽に支配されるかもしれない。
(それは杞憂に終わる。いずれ建物で影になる時間が訪れ、通りをさあっと涼しい風さえ吹く)

 そんな心配をよそに、非情にも時間通り、開催の鬨を告げる。
MCは、まりまり、ぷちまり、寺田の連合軍がリレーでつなぐ。













【出張お芝居!ぷちまり】

あなたたちは、いつまで出張お芝居を続けるのだ。
学生生活に期限があることを知りながら、今にすべてを燃やす人々よ。
二組にわかれ、同時進行で別の芝居が展開される。
便宜的にどちらかの演劇を観る観客も含め、盛大に重層的な場と化す。












【URARA】

「新聞紙を体に巻いた踊り」と地方紙の女性記者に記されたが、
ある意味正しく、ひとつの驚きを正直に表わした言葉だと思う。
なぜ彼女が新聞記者を志したのか知らないが、
まさか、仕事の結晶である新聞がこのように使われるとは予測もしなかっただろう。













【キング人民共和国】

ここには王様(キング)はいない。
王様を演じる者たちがいるのみだ。
我々は、巨万の民の内ひとりしかいない王様にはなれないことを知っている。
また、そんな者になってみても仕方がないこともよく知っている。
なれる者にすでになっている。



 










【浜松キャラバン隊】

そもそも、天気が悪いとはどういうことなのか?
雨が降ることは良くないことなのだろうか?
天候ごときに左右されるよりも大切なことはあると思う
たとえば、花に水をやるように。













【木の実プロデュース】

私たちが交換する物は何なのか。
考えて見ても仕方がない。
鉢合わせてしまったからには、どうしようもないのだ。
その後のことは、プレートに書かれたオノマトペを見てから考えよう。













alaALALive

腰に手をあてて「ぷは~」と飲み干すのは、
銭湯でのコーヒー牛乳以来かもしれない。
いや、これは昭和の時代の宴会か。
「一気一気一気一気‥‥‥」
昭和を知らぬ若者が、飲み物もなしに唱和する。













【劇団天文座】

背中で物を語ったのは、いつの時代か。
整列が美しいのは、試合終了を告げられた高校球児か。
大阪より来た若者たちは、有楽街を正面に見据え、何事かを語る。
両手をだらりと下げて。













【エンジョイ・おでんの具】

叩く遺伝子は何かの発露を経て、身体表現へと変化する。
親が子を叩くのも男が女を叩くのも同様かもしれない。
楽器の演奏は実はそれらと背中合わせ。
狂い、いずれ祝福となる。エンジョイ!!













加藤解放区

グーがチョキに勝つのは、今のところ常識。
そういう法則の元、世間は成り立っている。
長い髪を後ろで束ねた浪人風の男性が立ち止まろうとも、
「個室焼肉忠臣蔵」と言う店名が気になろうとも。













【テラ・ダンス・ムジカ】

這いつくばる飛行帽の男と普段着のダンサーの身体。
立ち尽くす顔のない観客たちと、地べたに腰を下ろす者たち。
世界が二分されているようだが、写真という切り取られた見え方に過ぎない。
偶然。たまたまなのだ。
音があることは、現場でぜひ!!













【里見のぞみ】

「とらじ」よ。12年前(の路上演劇祭)はお好み焼き屋であったはずだ。
「かきセンター」よ。あの日は果物屋であったはずだ。
顔のない人には、ほんとうに顔はないのだろうか?
それは誰も知らない。
あったはずのものの行く末を誰も予感ができないように。













劇団カチコミ

5月の浜松まつりが終わった週末、有楽街の挨拶まわりをした。
出たいとノリがよかった鳥メロのお兄ちゃんは、仕事の合間、演劇祭を観ていた。
大阪から来た人気者志望のグレートショーと重なった。
未来志向の花は咲くことだろう。














【お芝居デリバリーまりまり】

演劇祭の前、来浜(浜松に来ること)し、いくつか公演したそうだ。
妹分のぷちまりとも一体化し、大きな力となる。
でも、こうして仲良く笑っている姿を見ると、
個人個人の力の結晶であることがよくわかるのだ。
手持ちの黒上下で挑む潔さも含めて。



 











【フィナーレ①】

舞踏家の五本の指先につかむのは何なのか。
詩人の発する言葉を越えてゆく。
ここでは物理的にであるが、
そもそも異なる表現手段は、互いに越え合うのがいいのだ。
越境。
そういう場。













【フィナーレ②】

フィナーレが行われたのは最終演目が上演された場所だった。
北端から南端まで演劇の旅で踏破することを志した。
ただし、南端には辿り着くことは出来なかった。
そこに悔いはまったくない。
あくまでも机上の目論見だ。
予測できないことを楽しむ、
それが路上の醍醐味としか言いようがない。














みんな、
路上演劇祭が始まるよ!!













文章:寺田景一
写真:榎本有希子

2024年6月15日土曜日

路上演劇祭 Japan in 浜松2024 終了しました。

 路上演劇祭Japan in 浜松2024 6月8日(土)終了しました。

ご覧いただいたお客様、有楽街、

その他、お世話になった皆様、ありがとうございました。

またお会いしましょう😊


静岡新聞より



2024年6月3日月曜日

路上演劇祭Japan in 浜松2024 タイムテーブル及びご案内

 

いよいよ今週土曜日は『路上演劇祭』です!!

あらためまして、概要は以下の通り。

路上演劇祭Japan in浜松2024

68()13時~1830分位

有楽街

雨天時:砂山銀座サザンクロス商店街

観覧無料

 

キャッチコピーの “旅する。有楽街” の通り、

有楽街を北から南へ移動しながら上演します。

13時に有楽街北端へ集まってね~!!

 

週間天気予報(6/3現在)では、曇り時々晴れ、最高気温25℃となっています。

水分補給、帽子着用等、熱中症対策をお願いします。

雨天時の会場変更は当日ブログ、Xにてお知らせします。

 

路上でやる演劇をぜひ味わってください😊

タイムテーブルはこちら

   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓



2024年6月2日日曜日

出演者紹介 その8

滞在型出演

 ひらのあきひろ 

コネクトプロジェクト(らの歩き2)


らの歩き再び。前回2021年、演劇祭当日の到着が叶わなかったリベンジ。
前回は東海道を東から西へ、有楽街の北端へ。
今回は姫街道を西から東へ、有楽街の南端へ
(らの歩き紹介のブースも設置予定です)





隙間型出演

浜松和合新町管弦楽合奏団
純粋管弦楽曲


加茂雄暉→管楽器
竹嶋賢一→弦楽器

五十歳の年齢差を越えた、音楽的出自が同じ二人の異楽器の融合。



以上。



2024年6月1日土曜日

出演者紹介 その7

 18:00~

お芝居デリバリーまりまり

身体表現のみで繰り広げる昔話メドレー


衣装も小道具も一切使わず、目の前の役者が桃太郎に鬼に早変わり!
誰もが知る昔話を一話5分程度のお芝居に仕立て、メドレー形式で上演します。
見慣れたまちが雲の上に、海の底に、だれもかれもが物語の登場人物に。
お芝居がもたらす不思議で温かくて強いパワーを、浜松の路上に、あなたのもとにお届けします。




18:30~

フィナーレ

リズムYou-Raku-Gai





2024年5月31日金曜日

出演者紹介 その6

 17:00~

里見のぞみ

ごろり、ぐるり、ばたり


道の上で寝転がる。ごろり。取り囲む人がいた。ぐるり。誰も居なかった。ばたり、そのまま。うそ、浜松の街中だ、多少は人がいるでしょ。いや寂しい風が吹く。知った顔に出会わない。ところがごろりとした瞬間、空気が変わった。ここは浜松?ここはメキシコシティ?どこでも、空気が変わる瞬間がある。だから、路上でやる。



17:30~

劇団カチコミ

囃 ハヤシ


2021年 大阪にて旗揚げ
台本を使わず、口立てでの劇作を得意としており劇作コンセプトは“無形故に最強”
全国学生演劇祭にて観客賞第3位を受賞の他、関西演劇祭表彰式にて特別公演を行うなど積極的に活動する新進気鋭の劇団。




2024年5月30日木曜日

出演者紹介 その5

 16:10~

加藤解放区

Ya(ra)maika


パフォーマーと演出者が現場で創る、妙に真顔なバーリトゥード。
公演時に各々が置かれた状況が演目に反映されがち。
今年は(も)どうしようか思案。加藤はいつもタイトル先行である。
「やらまいか」の中に「やまい」がある、ふと気付いたのでタイトルとコンセプトをそう決めた。
画数も良かった。うむ。内容は、まだ、無い。



16:40~

テラ・ダンス・ムジカ

名のなき人


演劇の言葉・ダンス・音楽を即興で組み合わせる試みは、路上演劇祭での出会いから生まれた。
観客にとっては、その日見えた物がすべてだが、根底には各自の日頃の活動がある。
「名のなき人」は、とある路上生活者のひとつの物語を描く。
その日、その場で会いましょう。