2014年2月6日木曜日

なぜ演劇であったか?

現在の演劇は決して人々の身近なものとはいえません。チケットを買い、わざわざ劇場へ足を運ばなくてはならないからです。

しかし、本来の演劇は人々のすぐそばにあったもの、こどものごっこ遊びから、大人の宴会の余興まで、誰もが芝居心を持っています。

演劇の魅力は、何といっても生身の人間がそこに一つの世界を作り出す、その場の空気を共有するところにあります。

劇場から路上に引っ張り出された演劇は、形を変え、よそよそしく人々が孤立していた路上空間を、不思議な親密なものに変えると考えました。


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